この記事で解決できる悩み
  • 新NISAって何? 仕組みが複雑そうで始め方が分からない。
  • 投資と聞くと損をしそうで怖い。初心者は何から始めればいい?
  • 低金利に物価上昇・・。年金と預貯金だけでは老後が心配。

  • そんな初心者の方向けにNISAを解説する記事です。
トラオ
  • 高田しんいち (フリーランスのWEBライター)
  • 某メガバンクの会報誌制作歴15年
  • 株式投資・副業にいそしむそろそろ中年の男子
  • note: https://note.com/dapper_murre7878

新NISAを活用して賢く資産運用をしたいけれど、「仕組みが複雑でよくわからない」「そもそも新NISAって何?」と悩んでいませんか?本記事では、2025年最新版の新NISAの基本的な仕組みをわかりやすく解説し、誰でも実践できる活用方法をご紹介します。さらに、旧NISAとの変更点を3つのポイントで比較し、あなたに最適な投資戦略を立てるための情報をお届けします。 
これを読めば、新NISAのメリットを最大限に引き出す方法がしっかり理解できます。 

これからNISAを始めたい方にはもちろん、新NISAをおさらいしておきたい方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ここでは、NISAの制度について、基本的なしくみを解説します。

・NISAはどんな制度? 

NISA(小額投資非課税制度)は、個人投資家が投資から得た利益が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託で得た利益は、所得税や住民税の課税対象となりますが、NISAを利用すれば、一定の枠内でその税金が免除されます。売却益や配当金に税金がかからないことで、投資初心者にとっても始めやすく、長期的に資産形成を進めるための強力なサポート制度といえます。

しんいち

株式投資で利益が発生すると、通常は20.315%の税金が発生します。
100万円なら、なんと20万3,150円 NISAを利用すれば、これが免除されます!

・つみたて投資枠と成長投資枠 

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つが設けられています。 

つみたて投資枠
決めた金額を定期的に積み立てることで投資時期を分散、高値掴みなどのリスクが軽減できます。また、長期で保有することによる安定化も魅力的です。 
 

成長投資枠
個別株やETFなどを購入し、値動きを見ながら売買を行います。リスクを取りながら高いリターンを狙う投資に向いています。 

・NISAのメリットとデメリット 

NISAの最大のメリットは、利益が非課税になることです。加えて、積立型で運用をすれば、複利効果を活かして資産を着実に増やすことが可能です。一方で、投資元本の保証はなく、価格変動リスクがある点がデメリットといえます。 
投資対象や運用方針を理解し、自分に合った投資計画を立てることが重要です。 

しんいち

月100円から始められる積立型は、初心者の方には特におすすめです。
厳選された投資信託から選ぶことができるので、リスクも最小限に抑えられます。

NISA口座を開設した金融機関によって、取り扱い商品は異なります。
人気の投資信託ランキングや、お勧め商品など、各社が提供している情報を見て、無理のない範囲で投資金額・投資先を検討しましょう。

2014年にスタートしたNISAですが、2024年から「新NISA」としてより使いやすく改定されました。
変更点は以下の3点です。

非課税投資枠の拡大

・非課税投資枠の拡大 

旧NISAでは、年間投資上限額がつみたてNISAの場合は40万円、一般NISAの場合は120万円でしたが、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を合わせて年間最大360万円に拡大されました。投資の自由度が大きく向上しています。 

非課税保有期間の無期限化

・非課税保有期間の無期限化 

旧NISAでは最長5年や20年といった期限がありましたが、新NISAでは非課税保有期間が無期限になりました。
じっくり投資ができるようになった反面、売却タイミングについては自己判断が求められることになります。投資目的や目標金額、売却タイミングなどをあらかじめ決めておくなど、”迷い”が少なくなる工夫も大切です。 

生涯投資上限額の拡大

・生涯投資上限額の拡大 

新NISAでは、生涯投資上限額が1400万円から1,800万円に拡大されました。生涯で非課税で運用できる額が増えることで、長期的な資産形成の自由度が高まり、計画的な資産運用が可能になります。 

これからNISAを始めたい方にはもちろん、新NISAをおさらいしておきたい方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

STEP1
口座を開設する金融機関を決める 

新NISAを利用するには、まず証券会社や銀行などの金融機関で専用口座を開設する必要があります。NISA口座は1人につき1口座のみ開設できます。 

口座開設はオンラインで完結でき、必要書類を提出すれば数日で手続きが完了します。自分が普段使っている銀行や、証券会社などを中心に検討するとよいでしょう。 

なお、金融機関によって、購入できる商品や手数料、サービス内容などが異なります。また、日頃使っているクレジットカードで積み立てが決済できる金融機関もあります。複数の金融機関を比較して、自分の環境にあった金融機関を選びましょう。

しんいち

人気は、ネット証券でクレカ積立! コツコツ投資をクレカ積立で。
交換可能ポイントも、VポイントやPontaポイント、楽天ポイントなどなど、証券会社によって異なりますのでご確認を。

また、主に成長投資枠での運用を行う場合は、”売買のしやすさ”も大事です。手数料の有無や、モバイルアプリの使いやすさなど、自身の好みに合わせて選びましょう。

STEP2
口座開設の申し込みをする 

多くのネット証券や銀行では、オンラインで口座開設が申請できます。公式ホームページ等から、口座開設の申し込みページへ進み、必要事項と本人確認書類をアップロードします。 審査後に、ログインIDとパスワード等が付与され、口座開設は完了です。 案内に従って、銀行口座やクレジットカードを設定してください。 

しんいち

マイナンバーカードか運転免許証があれば、スマホから簡単に申請ができます。
ネットから申請を行う場合は、必ず各社の「公式ホームページ」から行うようにしましょう!

STEP3
投資信託・株式を選んで購入する

投資商品を選ぶ際は、リスク・リターンのバランスや運用方針を確認することが重要です。初心者は、分散投資がしやすい投資信託から始めることをおすすめします。株式を組み合わせる場合は、成長性の高い企業や安定配当の企業を中心に選ぶとよいでしょう。 

新NISAで資産形成を行う際は、短期的な価格変動に振り回されず、長期的な目線で運用することが重要です。また、投資額や非課税枠を計画的に管理し、無理のない範囲で積立を行うことで、安定した資産形成が可能になります。 

しんいち

口座開設をした金融機関によって、取扱商品は異なります。
投資信託は厳選された商品の中から、人気ランキングなどを参考に、将来性に期待できるものを選びましょう!

*かしこく資産形成するための注意点 

新NISAで購入できる株式や投資信託に元本保証はありません。新NISAで資産を運用する際は、短期的な値動きに振り回されず、長期的な目線で運用することが大切です。 
 

新NISAは、非課税で効率的に資産運用できる制度として、旧NISAからさらにパワーアップして活用しやすくなりました。制度の仕組みを理解し、投資対象や非課税枠を正しく把握することが、賢い運用の第一歩です。 

初心者でも無理なく始められる積立投資や分散投資を活用し、旧NISAとの変更点にも注意しながら、長期的な資産形成を行っていきましょう。 

金融機関で新NISAの口座を開設して、あなたの資産形成をスタートしましょう! 

参考文献 
[政府広報オンライン](https://www.gov-online.go.jp/article/202401/entry-5555.html