先日、友人たちと行った居酒屋でのこと。
隣のテーブルにいた20代くらいの若者たちが、わりと大きめの声で社会への不満をぶちまけていました。
「年金も医療費も、全部高齢者に持ってかれてんだよ」
「もう80になったら全員安楽死するっていう制度にしちまえばいいんだよ、マジで」
びっくりしました。いや、正確に言えば、心がザワッとしました。
本来、政府の失策として扱われるべき問題が、最近は「高齢者vs若者」という感情的な構図で世の中に落とし込まれている、とは感じていたんです。
それがこう言う形で人の認知まで変えていくんだなぁと。
──おいおい、冗談でもそれはちょっと…と、思わず眉をひそめました。
けれどその直後、ふと頭をよぎりました。
「いや、それ、もし本当に法制度化したら、一体どうなるんだろうか?」
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